瑠璃色の奈良3社寺で幻想のバレンタインはいかが!?

なら瑠璃絵

冬の京都にはそれなりの魅力を感じる人も多く、“寒いのに、よくぞこれだけ!”と思うくらい、大勢の観光客が訪れますが、お隣の奈良県では、正にこの時季は閑散期! 確かに、1月の第4土曜日に行われる若草山の山焼きと、3月上旬に行われる東大寺二月堂のお水取りこと「修二会」は大賑わいを見せるものの、その間はと言えば、昼間でも見るからに奈良公園一帯は寒々とし、天然記念物の鹿と戯れる人の数も疎らです。しかし、ここ数年、そんな真冬の奈良公園に何やら異変が起きているというではありませんか!?

◆真冬の奈良公園が大きく変わった!

これまでは、正しく寒いだけで、特別な魅力を持たなかった2月の奈良公園一帯ですが、7年前から徐々にその様相を変え始めました。なんと、日が落ちると、春日大社から興福寺、そして大仏さんでおなじみの東大寺まで、3つの名社寺を光が繋ぎ、人々の祈りや願いを伝えるかのごとく、美しいイルミネーションで彩られるようになったのです。正にそこは、1300年の歴史を持つ古都に相応しい幻想的な幸せ回廊だと言います。

■奈良公園の夜を変えるのは「しあわせ回廊なら留理絵」!

その名もズバリ「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」と命名されたこのイベントは、地元奈良市の実行委員会が主催するもので、今年で早7回目! 徐々にその知名度と人気を上げ、昨年は42万人以上の観光客を魅惑の光の渦に包み込みました。

◆しあわせ回廊の回廊とは?

実はこちら、従来のライトアップやイルミネーションイベントとは大きく異なり、単に光を見て楽しむのではなく、わび・さびに基づく日本人ならではの信心を大切にしようという趣旨の下に開催されるもの! 「回廊(廻廊)」とは、寺社仏閣の建物や中庭を囲む廊下の子とで、読んで字のごとく、境内を廻るための道を示します。そのため、あくまでも、その部隊となる春日大社から興福寺、そして東大寺の3つの社寺の夜間参拝が最大の目的なのですが、その人々の姿を瑠璃色に照らし出す事により、幻想の世界を演出しようというものなのです。

◆留理絵の瑠璃色とは?

瑠璃色とは、JISの色彩規格では濃い紫みの鮮やかな青色と設定されていますが、どちらかと言えば、独特の雰囲気を持った個性的な濃厚青色という感じで使われる事が多く、瑠璃紺や瑠璃鉄、あるいは、瑠璃花色と言った色も存在します。しかし、元々「瑠璃」というのは、仏教の世界観の中ではその中心に聳え立つとされる「須弥山(しゅみせん)」で産出される宝石で、仏教の七宝の一つとされているものなのです。
<参考>→瑠璃色(るりいろ)とは?:日本の色・和色

◆しあわせ回廊のしあわせとは?

また、ここで言う「しあわせ」とは、Happyという意味であると同時に、嘗てのどこかのテレビCMで使われていた“手と手を合わせてしあわせ!”という意味そのもの!! 左右の手の平のシワとシワをあわせてしあわせという事で、正に祈りの仕草を表しています。
<参考>→開催趣旨:しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式サイト

■まるで冬の七夕祭りみたいなイベント

という事で、深海をもイメージさせるという瑠璃色の世界は、正に神秘的な古都の幻想的な冬の夜を表すにはぴったりの色であり、表現だと言えるでしょう。そして、そこで、世界平和をみんなで祈ろうというのが、こちらのイベントの最大の趣旨です。そう、まるで冬の七夕祭りなんですねぇ!!ストーリー:しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式サイト

◆短冊に提灯で光輝くバレンタインはいかが!?

元々は何だかんだ綺麗事を並べても、奈良を代表する神社仏閣の夜間拝観を実施し、観光収益を上げようという企みは否めませんが、その一方で、単なる寺社巡りにとどまらせない思考溢れるイベントもあり、若いカップルでも十分楽しめるものと思われます。そして、その目玉とも言えるのが、「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」に特設された冬七夕ロード! ここでは、願いの花たんざくを購入し、記入して飾る古都が出来ますし、提灯を持って会場内を散策する「夜参り提灯」やバレンタインマーケットと命名された地元名店が出店する飲食ブースも用意されているので、光輝く素敵なバレンタインを過ごすにはピッタリの場所だといえるのではないでしょうか?

◆平城京文化に浸るロマンティックなバレンタインはいかが!?

また、春日大社においては、参道にランプを配置し、突如出現した巨大蓮の花とミラーボールの光が幻想的な空間を演出する「ミラーボーラー」と呼ばれる仕掛けや境内で開かれる奈良県宇陀郡御杖村に伝わる桃俣獅子舞保存会の夜神楽公演など、普段は中々見る古都の出来ないプログラムが満載で、当然、東大寺鏡池と奈良国立博物館新館前で実施される3Dマッピング「アートプロジェクション」も見逃せません。さらに、その博物館では、夜間特別拝観も行われていて、平城京文化にどっぷりと触れながら、ロマンティックなデートが出来る事まちがいなしでしょうね。そうそう、最終日には、ドカーン!と一発、花火も打ち上げられるそうですから、益々今年のバレンタインはこれっきゃないのでは・・・!?
「しあわせ回廊 なら留理絵」
期間:2016年2月8日(月)~2月14日(日)
時間:午後6時~午後9時
場所:奈良公園「春日大社・興福寺・東大寺・奈良国立博物館周辺)
<詳細>→イベント情報:しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式サイト

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