• 2015.10.5
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現代っ子をよみがえらせる

キャンプと言えば、寝るのは三角テント、ご飯を炊くのは飯ごうというのが、昭和の時代の典型的スタイルでした。
ところがところが、昨今は日本でも、欧米型のオートキャンプというものがすっかり定着し、寝るのはドーム型やハウス型の大きなテント、ご飯を炊くのはバーナーコンロというのが一般的になりつつあります。
さらに、コテージやキャビンを備えるキャンプ場も増え、食事こそ自炊であるものの、正しくフル装備の別荘旅行をするような感覚でキャンプをされておられるご家庭も少なくない事でしょう。
それでも、キャンプの典型的特徴は、通常の旅行に比べ、セルフサービスの部分が格段に多く、それらは子供たちの自由な発想で自在にアレンジする事が可能だと言っても過言ではありません。
時に、思いの外苦戦する事も多々ありますが、子供たちはそれを新たな知恵や技を身につける一つのチャンスとして成長して行きます。
加えて、一人で出来ない事も沢山あるという事と同時に、それらは人と協力しあう事によって可能になるという事も知って行くのです。
実は、戦後の混乱期の日本は、本土の至るところが荒れ地で、文明の利器にも乏しく、市街地でも、子供たちは工夫を持たないと生きては行けない状況にありました。
また、協力しあって何かをするというのは、大人社会でもごくごく当たり前の事でしたよね。
けれど、今は普段の生活事態が文明に恵まれ、機械任せで他人の力を借りずとも何でも出来るようになってしまいましたから、逆に、一人で何も出来ないような子は問題視されるほどです。
ですが、将来社会の一員として生きて行くためには、必ず人同士の力を上手に貸し借りする事も必要で、試行錯誤する事も求められるようになるでしょう。
ならば、子供たちには今からそのノウハウを身につけさせておく事が大事になり、それが最も手軽に楽しく実践出来るのがキャンプ! 実際、福岡県教育キャンプ研究会が制作した「現代っ子よみがえる教育キャンプ入門」という書籍が今、密かに売れていると言います。
実はこの本、今を遡る事20年以上も前の平成初期に出版されたもので、それがここへ来て注目を集めているという事は、新世紀に入っていかに子供たちが助け合いの中で考えながら生きるという力を、そして、それを確立する事の素晴らしさを失いつつあるかという事の証明ではないでしょうか。
むろん、子供の教育は学校だけの仕事ではありません。
むしろ、学校は学問を学ぶ場であるとすれば、それを生かせる実践の場を与えてやるのが親の仕事です。
家族でキャンプに出かけ、我が子をよみがえらせる事を是非大いに試みていただきたいと願わずにはいられませんね。

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