史上最悪の水難事故

皆さんもよくご存じかと思いますが、我が国では、毎年1,500件前後の水難事故が発生しています。
勿論、そこには何百人という多くの命が奪われる船舶事故も含まれている訳ですが、その大半は釣りや遊泳、マリンスポーツ、そしてキャンプといったアウトドア中の事故で、4月から10月に掛けて発生しています。
中でも、最も有名なアウトドア中の水難事故として今も語り継がれているのが、神奈川県丹沢湖上流で起きた「玄倉川水難事故」です。
この事故では、乳児や児童を含む男女18名が死傷しています。
時は1999年8月14日。
川の中州から一気に濁流に人が流される瞬間をテレビで目にし、衝撃を覚えた方も多かったのではないでしょうか? 事故当日、前日から降り続いた大雨により、玄倉川水域はもう完全に非常事態にありました。
実際、お盆休みを利用して、この事故現場周辺では約50組がキャンプを楽しんでいましたが、係員の避難警告に従い、次々と退避して行きました。
しかし、その中にいた子供6名を含む横浜市から来た18人の一行は、断固としてその場でのテント泊を決行。
その後警察も避難警告に乗り出したが無視され、翌日になると、先に対岸の車に非難していた仲間3人が退去を促すも力及ばず、結局午前10時を過ぎ、彼らは一斉に川に流される事になってしまったのです。
その後5人は自力で岸に泳ぎ着いたり救助されたりと九死に一生を得ましたが、残る13名は遺体で引き上げられるという結果となり、最後に1歳の乳児の遺体が見付かったのは、事故発生から2週間がたった8月29日の事でした。
この事故により、自衛隊と消防、そして警察に地元の人々を加えた多くの人々が動き、その経費は1億円以上を要したそうですが、全て公費、つまりは我々の税金から賄われたと言われています。
抑もキャンプをするには適していない川の中洲でキャンプを行ない、再三の非難警告にも従わず、最終的には家族や仲間を失ってしまう、これほど本人たちにとっても、周囲の人々にとっても辛くて悲しい事態はないでしょう。
それでも、地元や関係者は、管理体制や救助体制に不備があったと攻められるのです。
皆さんはどう思われますか?

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